先日、アマゾン輸出のセラーセントラルのInactiveの4つの原因と対策についての記事を書きました。
その中の原因の1つである「アマゾン輸出のセラーセントラルのInactiveの原因は適切な価格でない」とについて、より詳し解説をしていきたいと思います。
アマゾンアメリカからPricing Error(プライシングエラー)という内容でメールを受け取ったことが一度はあると思うのですが、この内容はアマゾンが「適切な価格に直してください。」と連絡をしているものです。
これをそのまま放置していると、アマゾンからの連絡を確認・改善していないということで、アカウントが停止になった事例が過去にありますので注意しましょう。
今回は1つ1つ修正するのでなく一括で改善する方法もお伝えします。
アマゾン輸出のInactive原因であるプライシングエラー(Pricing Error)とは?
アマゾン輸出のInactive原因であるプライシングエラー(Pricing Error)は、人的あるいはシステムエラーによる価格設定ミスを、自動検出して販売者に警告してくれるアマゾンのサポートシステムのひとつです。
全出品者の中央値から基準を決めているようで、その基準にかけ離れた価格設定の金額で出品をしている場合は、出品がInactive(一時停止)になり販売者に連絡がいきます。
例えばですが、販売者が$400で売るつもりの商品を、間違えて$40で出品してしまい売れてしまう。
このような状況を防いでくれる安全装置として機能しています。
もちろんアマゾンで手動で1品1品出品をする場合も機能しますし、CSV出品やシステムで一括で多くの商品を出品する場合にも機能します。
ただ毎回自分が出品する商品がプライシングエラーの機能で出品が一時停止になり、それを毎回改善するのは手間になります。
このプライシングエラーを一括で解決する方法についてお伝えします。
アマゾン輸出のInactive原因であるプライシングエラーを一括で解決
プライシングエラーを一括で解決する方法アマゾンのCSVファイルを使用します。
セラーセントラルの出品からInventory loderのCSVファイルをダウンロードしましょう。
Inventory loderのCSVファイルに
・minimum-seller-allowed-price(販売者が許可する最低金額)
・maximum-seller-allowed-price(販売者が許可する最高金額)
という項目があります。
商品価格の最低価格と最高価格を入力することで、最低価格から最高価格の間で出品をするという形式にすることができるので、この範囲の販売金額であればプライシングエラーがでないようになります。
例えば、今までは2,000$でプライシングエラーがでていたが、
minimum-seller-allowed-price 0.01$
maximum-seller-allowed-price 3,000$
とすることで2,000$で基準を超えていてもプライシングエラーとなりません。
より高額な商品を販売したい場合は、
minimum-seller-allowed-price 0.01$
maximum-seller-allowed-price 10,000$
とすることで高額である10,000$でも基準を超えていてもプライシングエラーとなりません。
Inventory loderのCSVファイルに金額を入力してアップロードすれば、一括で最低価格から最高価格を設定することができます。
ただ価格設定ミスの安全装置を一括で外すことになるので、注意して使用してください。
まとめ
プライシングエラーによって出品停止になり出品ができないこと。
毎回、アマゾンアメリカから確認・改善してくださいと連絡がきて、最悪放置しているアカウントも停止になってしまうので、プライシングエラーについては改善をした方が良いです。
ただ1品、1品するのは時間と労力がかかるのでCSVファイルで一括ですることをおすすめします。
ただ一括ですることは販売価格の設定ミスを未然に防いでくれる安全装置を解除するものなので、注意して実施しましょう。