メルカリのでは出品者および購入者ともに取引完了後、相手の評価をします。
Amazonやヤフオクでも同様に評価の機能はありますが、任意での評価になります。
メルカリは取引の手順の一つとして必ず評価が必要です。
メルカリはフリマアプリであり法人ではなく、個人と個人のやりとりを基本としていることもありこのように評価を重要をしています。
評価が良いと自分が販売をしている商品をスムーズに購入してもらうことができます。
今回はメルカリの評価について解説していきまます。
目次
メルカリの取引の流れ
まずメルカリの取引の流れについてお伝えします。
- 出品者が商品を出品する
- 購入者が商品を購入する
- 購入者が代金の支払いを完了する
- 出品者が商品を発送する
- 購入者が商品を受け取る
- 購入者が出品者を評価する
- 出品者が購入者を評価する
評価と取引の一番最後で、購入者と出品者がそれぞれする形になります。
メルカリでの評価
購入者から出品者を評価する場合と、出品者から購入者を評価する場合があります。
それぞれ説明していきます。
メルカリでの購入者から出品者への評価
購入者は、商品を購入し商品を受け取ったら出品者を評価します。
ここで注意すべき点は、商品を受け取る前に評価をしないことです。
商品を受け取る前に評価をしてしまうと、購入した商品が届かない、もしくは届いた商品に不具合があったといった場合に取引のキャンセルが出来なくなります。
出品者が発送手続き完了の連絡をすると、購入者側の取引画面が「受取評価をしてください」という画面になりますが、必ず商品を受け取ってから評価をしましょう。

メルカリ 受け取り評価
商品を受け取ってから評価をする方法は、
①商品が届いたらその商品に問題が無いことを確認し、取引画面の「商品の中身を確認しました」にチェックを入れます。
②「良い」・「普通」・「悪い」の3段階から相手の評価を選びます。
取引の過程と商品の状態に特段の問題がなければ「良い」を選択するようにしましょう。
(「普通」や「悪い」の評価はよほど正当な理由がないと、トラブルの原因になりやすいので注意してください。)
③評価のコメントを書きます。
コメントは必須ではありませんが、一言お礼などを書いておくと印象が良くなります。
また、「普通」や「悪い」の評価を付けた場合は必ず理由を書くようにしましょう。
④最後に「評価を投稿する」を押せば評価完了です。
メルカリでの出品者から購入者の評価
出品者は購入者からの評価を受けたら評価を返す必要があります。
購入者が評価を完了したら、取引画面が「評価をしてください」という画面になります。

メルカリ 購入者評価
①「良い」・「普通」・「悪い」の3段階から相手の評価を選びます。
取引の過程で特段問題がなければ「良い」を選択しましょう。
②評価のコメントを書きます。コメントは必須ではありませんが、一言お礼などを書いておくと印象が良くなります。
また、「普通」や「悪い」の評価を付けた場合は必ず理由を書くようにしましょう。
③最後に「購入者を評価して取引完了する」を押せば評価および取引が完了となります。
メルカリで評価をしない場合
メルカリは評価必須ですが、評価をしないでそのまま放置した場合についてお伝えします。
こちらも購入者と出品者で異なりますので分けて説明します。
購入者が評価を行わない場合
・出品者が発送通知をした8日後13時以降
・購入者が送った最後の取引メッセージから3日後13時以降
上記2つの条件が揃うと取引画面に評価を依頼するためのフォームが表示され、出品者側から事務局に評価の代行を依頼できるようになります。
するとお互い「評価なし」として取引が完了となります。
(出品者から依頼がない場合でも、発送通知をした9日後の13時に自動的に取引完了となります。)
出品者が評価を行わない場合
取引が完了とならないため出品者に売上金が入りません。
ただし一定期間経過すると事務局で強制的に取引完了となり売上金は入ります。
その場合、すでに行った購入者の評価は出品者に反映されず、出品者・購入者双方ともに評価は「なし」となります。
どちらの場合も一定期間が過ぎれば取引完了となりますが、問題は届いた商品に不備があり購入者が評価できないというケースです。
商品に不備があれば返品になりますが、出品者に連絡をしても一切返信がないまま期間が過ぎてしまうと強制的に取引完了となり、返品が出来なくなってしまいます。
そのような事態を避けるため、まずは事務局にメッセージで事情を説明し、かつ出品者には少なくとも2日に一度は取引メッセージを送り続ける必要があります。
なお、意図的に評価をせずに自動的に取引が完了することを待つと行為は、迷惑行為に該当し、警告や利用制限の対象となりますので注意してください。
メルカリで評価をしてもらえない場合
評価をしてもらえない場合、様々なケースが考えられます。
こちらも購入者が評価しない場合、出品者が評価しない場合でそれぞれ見ていきましょう。
購入者が評価してくれない
考えられるケースは以下が挙げられます。
<まだ商品を受け取っていない>
配送方法によりますが商品を発送してから相手に届くまで数日程度掛かる場合があります。
配達が完了したかどうか確認できる追跡サービスがある場合は配達状況を確認しましょう。
万が一にも誤配送や紛失等の可能性も0ではありませんので、配達状況を確認できる配送方法を利用することをお勧めします。
<配達済みだが、商品状態を確認できていない>
配達は完了しているが購入者の都合で中身を確認できていない・受け取っていない可能性もあります。
購入者にメッセージを送り状況を確認しましょう。
<商品に不備があった>
商品は届いて中身も確認しているが、購入者の意図しているものと相違がある(問題がある)場合が考えられます。
その場合は購入者から連絡が来るはずですので、納得してもらうか返品に応じるか等購入者と相談して決めてください。
<意図的に評価をしない>
こういったケースは少ないと思いますが、取引の過程で自身の対応が悪く、出品者から「悪い」評価を付けられるのを恐れて敢えて自動取引完了を狙っているということも考えられます。
(自動取引完了の場合、双方評価は付かないため)
また、意図的というよりはそもそも評価しなければならないということを知らない可能性もあります。
事務局から「受取評価をしてください」という通知は来ているはずですが、任意だと思い込んでいる人も中にはいるかもしれません。
意図的に評価をしない以外の場合は、受取評価が行えない正当な理由となりますので、焦って受取評価を催促するようなメッセージを送るのは控えましょう。
場合によってはそれを不快に思い、「悪い」評価を付けかねられません。
発送から一週間過ぎても評価される様子がないようであれば、購入者に商品が手元に届き、商品の状態を確認は済んでいるか確認のメッセージを送りましょう。
(例文)「配送状況を確認したところ配達完了となっておりますが、商品はお手元に届いておりますでしょうか?届いた商品に何か不備やご不満が御座いましたらお気軽にご連絡ください。」
出品者が評価してくれない
こちらが受取評価を行うと出品者の取引画面は購入者の評価を行うよう促す画面となります。出品者は購入者への評価を行わないと取引完了とならず、売上金も入金されないため、普通で考えれば評価を行わないメリットはありません。
単純に評価を忘れているだけの場合もありますが、取引の内容に問題があり、購入者から「悪い」評価を付けられるのを恐れて自動取引完了になることを狙っているということも考えられます。
届いた商品に問題がなく受取評価をしているのであれば、特に不利益を被ることはありませんので放置しても構いません。
ただし、取引の過程で問題(発送が遅かった、暴言を吐かれた等)があった場合は事務局に連絡を入れておいた方が良いでしょう。
メルカリの評価は変更できないのか
メルカリでは取引完了後に購入者および出品者がお互いを評価する評価制度を導入していますが、「悪い」評価をつけられてしまうとそれ以降の取引に支障を来す場合も少なくありません。
それ故に悪い評価をつけられてしまった場合は、どうにか削除や変更など出来ないものかと思われます。
しかし残念ながらメルカリでは基本的に一度付いた評価を変更することは出来ません。
出品者であれ購入者であれ「ユーザー」が評価を変更することはメルカリのシステム上不可能です。
これはユーザーが評価の削除・変更を簡単にできるようでは、評価システム自体が成り立たないためです。
とはいえ相手に不当な評価をされた場合は、評価を削除あるいは変更させたいと考えるのは当然です。
そのような場合は、運営に評価の変更を依頼するという方法があります。
ただし、第三者(事務局)視点で正当な理由があると認められなければ評価の変更は行われませんので、取引メッセージの内容等を整理し、きちんと状況説明できるようにしておきましょう。
メルカリへの評価の変更依頼
評価の変更依頼の手順
①基本的にマイページの「お問い合わせ」から評価の変更を事務局に依頼します。
②事務局が出品者および購入者双方の取引メッセージの内容を確認します。
③内容から事務局側が総合的・客観的に判断し評価の変更・削除を検討します。
ただし、どれだけ条件を揃えていても評価を変更してもらえるかどうかは、取引の内容や事務局担当者次第であり、基本的に完了した取引については事務局の対応は期待できませんのでその点は頭に入れておきましょう。
メルカリの評価の基準
メルカリの評価hは「良い」「普通」「悪い」と3段階になります。
特にトラブルがなくスムーズに取引ができた場合は「良い」で評価してあげましょう。

メルカリ評価一覧
というのもメルカリでは素晴らしい対応でなくても、問題なくスムーズに取引ができた基準は「良い」なので、「普通」でも悪い印象になります。
なんとなく「普通」という評価を付けることは、評価が与える影響は大きいので後々トラブルの原因となる可能性もあるので注意しましょう。
もちろん、商品の発送が遅い、支払が遅い、梱包が悪い、商品の状態が良くない、暴言を吐かれたといったことがあれば、それ相応の評価で構いません。
「普通」や「悪い」と評価をする場合は理由をコメントで記載すると丁寧です。
メルカリの評価コメントの例文
メルカリの評価にはコメントを記入することも可能です。
こちらは評価と異なり任意でありますが、お礼などを添えるとお互い気持ちの良い取引が出来ます。
ただ、取引の回数が多い方の場合は毎回コメントの内容を考えるだけでも一苦労になります。
そんな方のために評価コメントの例文をいくつか記載しますので、参考にしてみてください。

メルカリ 受取評価画面
購入者から出品者への評価コメント例文
<「良い」評価の場合>
例文1:「本日商品が届きました。ありがとうございました!」
例文2:「この度は迅速なご対応ありがとうございました。」
例文3:「本日、商品を受け取りました。商品の状態も期待通りで非常に満足しております。
例文4:「この度は迅速なご対応、誠にありがとうございました。是非ともまた機会がございましたらお取引よろしくお願いいたします。」
<「普通」や「悪い」評価の場合>
例文1:「この度はお取引ありがとうございました。無事に商品を受け取ることができましたが、発送通知がないまま発送予定日を過ぎても無連絡でしたので、残念ながら今回はこちらの評価とさせていただきます。」
例文2:「本日商品が届き中身を確認させていただきましたが、梱包状態が悪く、説明にない傷が散見されました。申し訳ありませんが評価は悪いとせざるを得ませんので、ご理解願います。」
出品者から購入者への評価コメント例文
<「良い」評価の場合>
例文1:「この度は商品のご購入ありがとうございました!」
例文2:「この度は当商品をご購入いただき誠にありがとうございました。スムーズな取引ができ、大変感謝しております。他にも出品している商品が御座いますので、お気に召すものがあれば是非お声掛けください。」
<「普通」や「悪い」評価の場合>
例文:「この度は商品のご購入ありがとうございました。ご入金が大幅に遅れました件と取引メッセージ内での不適切な発言などがありましたため、誠に申し訳ありませんが今回はこちらの評価とさせていただきました。何卒ご理解頂けるようお願いいたします。」
メルカリの評価のまとめ
メルカリでは毎回の取引で販売者と購入者で評価をし合います。
メルカリでは良い評価が多く、「普通」や「悪い」の影響は大きいので評価をする時は注意しましょう。
評価のコメントについては任意になります。
時間がない方はコメントはしない、もしくは定型文を送るという対応でも構いません。
何かトラブルがあった時も、コメント欄には感情的は内容は記載をしないで冷静に理由などを記載して、トラブルを大きくするなど不利益にならないようにしましょう。