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    国際交換局って何をするところ?場所や商品が取り扱われる流れを紹介

    監修者中川 瞬

    物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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    中川 瞬のプロフィール

    こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。

    中川
    国際交換局について知りたい
    という方のために、国際交換局の役割や場所などについて解説をします。

    この記事を読むことで

    1. 国際交換局の役割や場所がわかる
    2. 国際交換局から荷物が届く流れがわかる

    この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。

    時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

    それでは、国際交換局がどこにあるかについて解説していきます。

     

    目次

    国際交換局はどこにある?

    そもそも、国際交換局と言われてもピンと来ないかもしれません。

    国際交換局とはどういった役割を持っているのでしょう。

    「国際交換局」とは、正式名称を「国際郵便通関交換局」といい、海外から到着、

    海外へ発送する荷物の通関交換業務などを行っている郵便局のことです。

    日本にある国際交換局は以下の通りです。

    ・東京国際郵便局(東京都)
    ・川崎東郵便局(神奈川県)
    ・中部国際郵便局(愛知県)
    ・大阪国際郵便局(大阪府)
    ・新福岡郵便局(福岡県)
    ・那覇中央郵便局(沖縄県)

    どの郵便局でも同じ品目を取り扱うわけではありません。

    この中でも川崎東郵便局は特殊で、

    航空通常便・SAL便・船便を取り扱う日本で唯一の国際交換局です。

    日本の国際交換局に荷物が到着してから、

    配達されるまでには3日程度かかるとされていますが、

    荷物によってはさらに時間がかかるケースもあります。

    国際交換局に問い合わせをするなら電話を利用しよう

    国際交換局が取り扱っている荷物について問い合わせを行いたいときは、

    「お客様相談センター」に問い合わせをしてしまうかもしれませんが、

    ここに連絡しても解決には至りません。

    基本的に国際交換局が取り扱っている荷物の問い合わせを行うなら、

    「管轄の国際交換局に直接問い合わせ」を入れた方が話が早いです。

    追跡情報に管轄の国際交換局が表示されているならそこに問い合わせを入れればいいですが、

    表示されていないならどの国際交換局が管轄かを調べる必要があります。

    受取住所、荷物の種類で管轄の国際交換局を調べることができるので、

    その点はスムーズに行えるでしょう。

    国際郵便局には休みはある?営業時間を事前に確認しよう

    国際交換局は局によって対応できる時間帯が限られているので、

    問い合わせの前には必ず営業しているかを確認してください。

    局によっては通関対応を24時間行っているところもありますが、

    問い合わせに24時間対応しているわけではありません。

    また、局によっては土日は対応が遅れる可能性があります。

    特に荷物が増える時期は通関対応に追われてしまい、

    問い合わせ対応まで手が回らないということもありえます。

    問い合わせるときはその点を意識しておきましょう。

    なお、年度末・年度初めは荷物が増える傾向にありますので、

    その時期に問い合わせをする際は注意してください。

    国際交換局で取り扱われた荷物を追跡する方法

    国際交換局で取り扱われた荷物を追跡するためにはどうすればいいでしょう。

    ここでは荷物の種類別に具体的に追跡する方法を紹介していきます。

    海外から商品を仕入れることがほとんどないという方に参考にしてもらえればと思います。

    荷物が現在どのような状況になっているかは、追跡が可能です。

    EMSの場合

    EMSで発送された荷物を追跡するためには、まず差出人に問い合わせ番号を確認しましょう。

    ちなみに、問い合わせ番号は送り状に記載されている13文字の数字です。

    その問い合わせ番号をを郵便局の専用サイトに打ち込むことによって、

    荷物が現在どこにあるのか把握できます。

    ただ、一部の国の追跡システムには問題があるようで、

    荷物を発送している途中で不自然な表示になることがまれにあります。

    対象の国は郵便局のホームページに記載があるので確認してください。

    船便の場合

    船便についても同様で、お問い合わせ番号を入力して荷物が現在どこにあるのかを確認します。

    ただ、船便は輸送に時間がかかるため、

    なかなかステータスが変更されないという点に注意しなければいけません。

    船便はコンテナが満タンにならないと発送されないケースもあるため、

    他の発送方法と比べるとどうしても輸送に時間がかかってしまいます。

    注文した、発送した荷物のステータスが更新されないと不安に感じるかもしれませんが、

    船便を利用する場合は気長に待ちましょう。

    航空便の場合

    航空便についてもやはり同様に、

    お問い合わせ番号を日本郵便のホームページに入力してチェックします。

    ちなみに、航空便も現在遅れが生じやすい状態となっているのですが、

    それは新型コロナウイルスが影響しているようです。

    新型コロナウイルスの影響によって旅客は減っていて、各航空会社は減収となっていますが、

    それに伴い人員が削減されています。

    そのため、荷物のやりとりにどうしても時間がかかるという背景があります。

    国際交換局で取り扱う荷物の「ステータス」とは

    国際交換局で荷物が取り扱われた時、普段見慣れないステータスに変更されていることがあります。

    ここでは国際交換局を荷物を荷物が通過したときのステータスについてチェックしてきましょう。

    特にステータスの中でもいくつか注意しなければいけないものがあります。

    そのようなステータスについても紹介するので参考にしてください。

    国際交換局から発送

    「国際交換局から発送」というステータスになったときは、

    商品発送元の国内にある交換局から、荷物が航空会社へ引き渡されたことを意味します。

    「国際交換局から発送」とステータスが変更された時点で荷物が飛行機に

    積載されたと考える方もいますが、それは誤りです。

    国際交換局→航空会社→積載→飛行機で発送、という流れなので、

    国際交換局から発送にステータスが変わってから、

    実際に荷物が飛行機で空輸されるまでは時間がかかります。

    国際交換局に到着

    1回目の「国際交換局から発送」の次に、「国際交換局に到着」にステータスが変更されたら、

    それは受取人の国内にある国際交換局に荷物が到着したことを意味します。

    つまり空輸を終えて荷物が持ち込まれたということです。

    「届け先の国内に到着したならもうすぐ荷物が届くかな?」と思う方もいるかもしれませんが、

    実はそれも誤りです。

    海外から到着した荷物は、「通関」という手続きを行う必要があります。

    通関手続き中

    さて、海外から国際郵便が届いた場合、

    受け取り側の国際交換局では「通関手続き」が行われます。

    通関手続きについては後ほど詳しく説明しますが、

    海外から送られてきた荷物に問題がないか詳しくチェックを行います。

    大体の荷物は中身に問題がないので、1回目の通関作業でパスできるのですが、

    問題があると判断された荷物は2回目の審査を受けなければいけません。

    そうなると荷物がお届け先に到着するまで、ある程度時間がかかるでしょう。

    国際交換局から発送(2度目)

    国際交換局での通関手続きが終了したら、

    2度目の「国際交換局から発送」にステータスが変更されます。

    ここまで来れば、荷物が到着するまでは3日程度です。

    しかし、国際交換局から極端に離れた場所にある離島などが届け先となっている場合は

    その限りではありません。

    離島等に荷物を届ける場合、天候によって荷物の到着が遅れてしまう可能性があるからです。

    ただ、配送までの手続きは全て終えているのでこのステータスになったらとりあえず安心できます。

    【注意】通関保留

    国際交換局で荷物が取り扱われたときに

    「通関保留」とステータスが変更されることがありますが、

    これは注意しなければ行けない状態です。

    「通関保留」とはすなわち、「荷物になんらかの問題があったので、

    荷物を配送することができない」という状況です。

    ステータスが「通関保留」となった場合、数日後に書留郵便で書類が送付されるので、

    その書類に記載されているとおりに対応してください。

    なお、「通関保留」のステータスになる前に

    「税関から通知書発送済み」などのステータスに変更されているケースがほとんどです。

    【注意】差出人に返送

    荷物がなかなか届かないと思っていたら、

    ステータスが「差出人に返送」に変更されていて驚いた、

    そんな経験をした方もいるかもしれません。

    ステータスが「差出人に返送」となるケースでは、

    「1週間以内に荷物を受け取らなかった」、「受取拒否をした」という理由が大半を占めます。

    しかし、荷物を受け取ろうとしていたのに「差出人に返送」に

    ステータスが変更されてしまった場合、

    「荷物の破損」・「差出人による配送の差し止め」などが考えられます。

    このステータスになってしまったら、まずは差出人にコンタクトを取りましょう。

    EMSが「国際交換局から発送」とはどういう意味?

    EMSが国際郵便局から発送されるとは、具体的にどのような意味を指すのでしょう。

    国際郵便局と言っても、「海外の国際郵便局」なのか、

    「国内の国際郵便局」なのかによって、意味が大きく異なります。

    海外の国際郵便局から発送された場合、そこから日本へ荷物を送らなければいけないので、

    到着までまだまだ時間がかかります。

    ただし、EMSの場合は他の荷物より優先度が高いため、そこまで時間はかかりません。

    また、「国内の国際郵便局」から荷物が発送された場合は、

    到着までそこまで時間はかからないでしょう。

    「国際交換局から発送」にステータスが切り替わらない理由

    商品のステータスが「国際郵便局から発送」になかなか動かないことがあります。

    この場合、商品などに何かしらの問題が発生したと考えるべきでしょう。

    では、「国際郵便局から発送」にステータスが動かない場合、

    どのような問題が発生したと考えられるのか、1つずつその原因を紹介していきます。

    思い当たる節がないか確認してください。

    商品が偽ブランド品だから

    海外と商品をやり取りするとき、

    特に厳しくチェックされるのが「偽ブランド品・コピー品ではないか」という点です。

    日本でも海外から輸入された偽ブランド品が出回っていて、

    その被害は大きいものになっています。

    偽ブランド品が出回ってしまうと、正規のブランドが大きなダメージを負ってしまうので、

    そのような模造品はしっかり取り締まらないといけません。

    さて、海外から商品をやり取りする場合は「通関手続き」を行いますが、

    このときに商品が模造品だと疑われる場合は、二次審査に回ります。

    ステータスが正常に変更されない場合、

    通関の手続きになんらかの原因で時間がかかっていることが多いので注意してください。

    商品が課税の対象だから

    注文した商品が一定金額以上の課税対象になっている場合、

    やはりステータスの変更が遅れることがあります。

    海外から発送される商品には、課税額が1万円未満の場合と、

    1万円以上の場合では対応が異なります。

    課税額が1万円未満の商品であれば、通関手続きが1回で済みますが、

    課税額が1万円を越える商品に対しては、場合によっては二次審査が行われているかもしれません。

    特に「通関手続き中」のステータスが2回表示された場合、

    ほぼ二次審査が行われていると考えるべきでしょう。

    二次審査が行われるケースは限定されますが、

    自分が注文した商品が高額なものであった場合は、

    二次審査が行われるものとあらかじめ覚えておくと良さそうです。

    書類に不備があるから

    国をまたいで商品をやり取りする場合、「インボイス書類」が必要になります。

    このインボイス書類が適切に添付されていなかった場合も二次審査に回されてしまいます。

    インボイス書類とは、発送側に同封が義務付けられている書類のことです。

    インボイス書類には発送先の住所、発送元の住所が記されている他、

    税関手続きに必要な事項が記載されていて、これがないとなかなか税関をパスできません。

    こちらが商品を発送するとき、インボイス書類にミスがあったことが発覚した場合、

    なるべく早めに税関に連絡を入れましょう。

    インボイス書類にミスがあったことで商品の発送が遅れると、

    相手に迷惑がかかってしまうので、

    発送前には必ずインボイス書類に不備がないか確認してください。

    発送元の国が連休中だから

    日本ではあまり考えられないことかもしれませんが、海外では長期休暇に入ってしまうと、

    運送業務が滞るかもしれません。

    そのため、荷物の発送時期が海外の長期休暇に重なってしまった場合、

    なかなかステータスが変更されないこともあります。

    商品をやり取りするときは、相手の国が長期休暇に入っていないかをあらかじめ確認しましょう。

    そして、長期休暇中に商品などを発送するのであれば、

    長期休暇のため到着に時間がかかることをあらかじめ伝えられるとベターです。

    また、長期休暇以外でも突発的な出来事により、

    流通そのものがストップしてしまう可能性があります。

    商品を海外に発送するときは、発送先の国で問題が発生していないか事前に確認してください。

    ステータスが切り替わらない場合の対処方法を知っておくことで、トラブルにも冷静に対処することができます。

    このような物販ノウハウを知りたい方は、下記LINEも是非ご確認ください。

    国際交換局の荷物が「国際交換局から発送」からステータスが変わらないのはなぜ?

    国際交換局が取り扱った荷物のステータスをチェックしていると、

    「国際交換局から発送」からステータスが動かないことがあります。

    このようなときは荷物に問題が発生している可能性があるので注意が必要です。

    ここでは、国際交換局を経由した荷物のステータスが「国際交換局から発送」から

    変わらない理由についてチェックしていきます。

    通関手続きの最中だから

    国際交換局に到着した荷物はまず、「通関手続き」を行わなければいけません。

    大抵の国際交換局では通関手続きを24時間行っているので、

    荷物に問題がなければすぐに通関手続きをパスすることが可能です。

    しかし、海外からの荷物が増えている場合は通関手続きに時間がかかってしまう恐れがあります。

    また、通関手続きの際に必要に応じて二次審査に回されることも。

    大体の荷物は一次審査だけでパスできるのですが、

    荷物に問題があると疑われる場合は二次審査に回されてしまいます。

    一次審査は通称「流れ」と呼ばれるように、そこまで時間をかけずに行われるのですが、

    二次審査はしっかりと荷物をチェックされるので、長期間税関で止まってしまいます。

    荷物に問題があるから

    先程も紹介した通り、荷物に問題があった場合は税関で二次審査が行われます。

    二次審査の結果問題が無ければそのまま荷物が発送されますが、

    荷物に問題があった場合は、税関から書類が届きます。

    その書類に従って必要事項を記入して返送すれば荷物が受け取れる可能性がありますが、

    残念ながら没収されてしまうケースもあるようです。

    税関で荷物が没収されてしまうケースとしては、以下のものが挙げられます。

    ・偽物のブランド品だった
    ・そもそも輸入が禁止されているものだった

    特に悪質な場合は刑事罰を受ける可能性もあるので、

    間違えて偽物のブランド品を仕入れたりしないように注意してください。

    なお、営利目的でなく個人での使用であれば、

    偽物であっても荷物が受け取れるケースもあるようですが、

    偽物を販売する業者の利益につながってしまいます。

    郵便局が手続きミスをしているから

    たまに郵便局側がミスをしていることがあり、ステータスがなかなか変更されない、

    ということがあります。

    荷物には問題ないのに明らかに時間がかかっているのであれば、

    荷物を管轄している国際交換局に問い合わせをしてください。

    この時注意しなければいけないのは、

    日本郵便のお客様相談センターに問い合わせてはいけない、ということです。

    この場合、荷物を取り扱っているのは特定の国際交換局だということがわかっているので、

    国際交換局へ直接問い合わせをしたほうが早く解決するでしょう。

    荷物が紛失されてしまったから

    このようなケースはほとんどありませんが、極めて稀に荷物を紛失されてしまう可能性があります。

    日本の流通サービスは世界でも質が高く、日本郵便もハイクオリティなサービスを提供しています。

    それでもヒューマンエラーというのは起こりうるので、

    どうしても紛失事例は発生してしまうでしょう。

    荷物の紛失が疑われる時は、調査制度を利用することになります。

    詳しくは次の項で説明しますので、そちらをチェックしてください。

    国際交換局から発送された商品はどの程度で届く?

    国際交換局から商品が発送された場合、どのぐらいで商品が届くのでしょう。

    日本の国際交換局から商品が発送された場合と、

    海外の国際交換局から商品が発送された場合とでは、到着までの時間にかなりの差があります。

    ここではそれぞれの国際交換局から荷物が発送されたとき、

    どのぐらいの時間がかかるかをチェックしていきます。

    日本の国際交換局から発送された場合

    荷物が日本の国際交換局に到着していて、そこからステータスが「発送」に変更された場合、

    手元に届くまではおよそ1~3日程度です。

    もう日本に荷物が届いているので、到着まで間もない状況ですが、例外があります。

    それは、「荷物を検査する」ことになったときです。

    荷物がなんらかの理由によって税関での検査を受けなければいけなくなった場合、

    税関は平日しか対応しないため、タイミングによってはさらに数日時間を要することがあります。

    注文した商品に問題があった場合は検査の対象になってしまいますが、

    大体の荷物は問題なく通過できるでしょう。

    国際交換局は数が限られているため、国際交換局から極端に遠い離島などは、

    本土と比べると到着が遅くなる可能性があります。

    海外の国際交換局から発送された場合

    「海外の国際交換局から発送」された場合、荷物はまだ海外にあるため、

    そこから荷物が到着するにはかなり時間がかかってしまいます。

    海外の国際交換局からさらに日本の国際交換局に届き、それから到着を待たなければいけません。

    また、海外の物流システムは日本の物流システムとは異なる点にも注意です。

    海外の商品を注文した場合、海外の国際交換局に荷物が到着するまでは、

    追跡システムに荷物が登録されません。

    また、追跡番号が発行されてから反映されるまである程度のラグがあるので、

    教えてもらった追跡番号を入力しても「登録なし」となることがあります。

    しかし、いつまで経っても追跡システムに荷物が登録されないのであれば、

    差出人に状況確認をしてください。

    海外からの商品が国際交換局を経由して到着するまでの流れ

    ここでは、海外からの商品が国際交換局を経由して

    日本に到着するまでの流れについてまとめていきます。

    海外の商品を注文したとき、やたら日数がかかったという経験をした方もいるかもしれません。

    海外から商品を注文した場合、到着が遅れてしまうのはさまざまな理由があります。

    その「さまざまな理由」について、以下で紹介します。

    差出人が発送した商品が現地の国際郵便局に到着

    差出人が荷物を発送し、現地の郵便機関によって国際交換局に届けられます。

    ここで気をつけなければいけないのは、

    「海外の郵便機関」と「日本の郵便機関」は完全に別物だということです。

    日本の郵便機関は世界の中でも優秀な方で、

    よほどのことがなければ荷物が遅配となることはほとんどありません。

    しかし、外国の一部は郵便機関がそこまで発達していないため、

    国内から国際交換局へ荷物を届けるのにそれなりに時間がかかってしまいます。

    現地の国際交換局へ荷物が到着したら、荷物のX線検査や仕分けが行われます。

    X線検査などが行われるので、かなり厳しい検査というイメージを持つかもしれませんが、

    発送の際はそこまで厳しくチェックされないようです。

    「国際交換局から発送」にステータスが変更される

    簡易的ではありますが、

    荷物のチェックが終わったら国際交換局から航空会社へ荷物が引き渡されます。

    この時点で「国際交換局から発送」にステータスが変更されるわけですが、

    ステータス通りに読み取れば「荷物が外国から日本に向けて発送された」と考えるでしょう。

    しかし、「国際交換局から発送」というのは、あくまでも次の段階に進みました、

    程度の意味で、荷物はまだ海外にあるままというケースが大半となっています。

    国際交換局から荷物を引き受けた航空会社は、日本への荷物発送手続きに入りますが、

    一般の荷物は優先順位が低いため、なかなか飛行機に積み込まれないのです。

    それについては現地の航空会社の都合としか言いようがないので、

    気長に荷物が日本に到着するのを待つしかありません。

    「国際交換局から発送」からなかなかステータスが変わらない理由

    荷物の差出人から追跡番号を受け取ったけれど、

    なかなか「国際交換局から発送」というステータスから動きがないと、

    たとえ航空会社の都合だからと言っても不安に感じます。

    航空会社の都合で荷物が遅れてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょう。

    ・荷物の優先順位が低い

    さきほども少し触れましたが、通常の荷物は優先順位が低いので、

    どうしても飛行機に積み込まれるのが遅くなってしまいます。

    ちなみに、海外から商品が発送されるときに優先されるのは「EMS」です。

    EMSは特に優先して配達されるわけですが、それ以外の荷物は後回しにされてしまいます。

    新型コロナウイルスが原因で配達が遅延するケースも

    2020年から世界で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。

    新型コロナウイルスの影響は思った以上に大きく、航空会社も例外ではありません。

    例えば、新型コロナウイルスでは外出自粛が求められているため、

    「巣ごもり需要」が高まりを見せています。

    そのため通販が積極的に活用されていて、その結果通常時と比較すると、

    多くの荷物を取り扱わなければいけなくなっている状態です。

    その中で一般の荷物はやはり後回しにされてしまうので、到着まで時間がかかっています。

    また、新型コロナウイルスの影響で航空会社の人員が削減されているのも

    少なからず影響しているようです。

    このような状態は感染状況が改善されない限り、解決しないでしょう。

    あまりにも到着が遅い場合はこちらから問い合わせをする

    いつまで経ってもステータスが「国際交換局から発送」になっていて変動がない場合、

    もしかしたら紛失が疑われるかもしれません。

    荷物の状況について不安が生じたら、問い合わせをするという方法がありますが、

    それには一つ問題があります。

    それは、「荷物に関する調査依頼を出せるのは、差出人のみ」ということです。

    これは国際的なルールによって定められているため、

    受取人がどれだけお願いしても応じてもらうことはできないでしょう。

    良心的な差出人であれば、こちらがお願いすれば調査依頼を出してくれるかもしれませんが、

    差出人側にはメリットがないので応じてくれないのがほとんどです。

    ステータスが変わらない、差出人も要望に応じない、

    そんなときは「日本の国際交換局」に問い合わせてみてください。

    海外からの商品がどのように到着するのかを理解すると、海外からも安心して仕入れができるようになり仕入れの幅が広がります。

    このような物販ノウハウをもっと知りたい方は、下記LINEも是非ご確認ください。

    国際交換局でも多く取り扱われるEMSの追跡方法

    国際交換局では多くのEMSが取り扱われています。

    「荷物の到着が遅れる理由」について簡単に説明したとき名前が挙がった「EMS」ですが、

    荷物をこれで発送することにより、通常の荷物と比べると優先的に届きます。

    さて、ここではEMSの追跡方法について紹介していきましょう。

    EMSで発送をお願いしたけれどなかなか荷物が届かないという方は参考にしてください。

    郵便局のホームページで確認する

    EMSの荷物がなかなか届かないときも、通常の荷物と同様に対処します。

    EMSが発送されるときは追跡番号が発行されますが、

    それを使って荷物がどこにあるかを確認します。

    EMSの追跡番号は郵便局のホームページで確認することができるので、

    荷物が発送されたけれどなかなか届かないというときは、

    郵便局のホームページにアクセスしましょう。

    追跡番号に問題がなければ荷物が現在どこにあるか詳しく表示されるので、

    それで大体の荷物状況が確認できます。

    気をつけなければいけないのは、発送された荷物に問題があったケースです。

    荷物を照会したときに表示されるステータスの中でも特に注意が必要なものに関しては、

    次の項で詳しく紹介していきます。

    追跡結果で注意しなければいけないステータスとは

    EMSがなかなか届かないときは、差出人から教えてもらった追跡番号を利用して、

    荷物がどのような状況にあるのか調べることができます。

    検索結果には、荷物に関する「ステータス」が表示されますが、

    その中でも特に気をつけないといけないステータスがあります。

    ・「税関から名宛人に紹介中」

    このステータスが表示されたときは、

    数日以内に税関から荷物に関する問い合わせの書類が届きます。

    商品がコピー品の疑いがある場合、インボイスに不備がある場合はこのようなステータスとなり、

    届く書類に沿って対応しなければいけません。

    ・「通関保留中」

    このステータスが表示されたときも、商品に問題があったケースです。

    「税関から名宛人に紹介中」のときと同様に書類に沿って対応してください。

    追跡結果を確認できない原因

    EMSは追跡番号が発行されますが、

    ある理由によってときどき追跡ができなくなってしまうケースがあります。

    ここでは本来追跡できるはずのEMSを利用したのに追跡できないケースについて

    いくつか紹介していきます。

    EMSの追跡番号をサイトに入力したけれど、

    荷物の状況が分からなかったという方は参考にしてください。

    追跡の対象外の国・地域があるから

    追跡できるEMSで荷物を発送してもらったので荷物の状況を調べていると、

    なんだか表示がおかしい。

    それは追跡の対象地域から外れているか、発送元の郵便システムに問題があるからです。

    郵便局のホームページをチェックしてみると、

    適切に追跡情報を反映できない国がいくつかあるようです。

    具体的には、「中国宛」、「カナダ宛」、

    「フランス来」の荷物は各国の郵便システムの不具合により、

    適切に追跡情報を反映できないことがあります。

    情報の反映に時間がかかっているから

    これはEMSに限定された話ではありませんが、

    荷物を発送してから追跡情報が登録されるまでにはそれなりに時間がかかります。

    親切な差出人であれば、発送直後に追跡番号を教えてくれますが、

    タイミングによっては追跡情報が表示されません。

    そのような場合は少し時間を空けてから追跡情報をチェックしてください。

    ただ、いつまで経っても追跡情報が表示されないのは、

    「追跡番号が間違っている」可能性があるので、差出人に確認したほうがいいでしょう。

    国際交換局は税関での検査はある?

    国際交換局では到着した荷物を1つずつチェックしなければいけません。

    なぜなら、荷物に問題がある可能性があるからです。

    偽ブランド品などの模造品はまだかわいいもので、

    日本で輸入が禁止されているものは確実にストップしなければいけません。

    国際交換局内には税関がありますが、全ての荷物はそこでチェックを受けることになります。

    大半の荷物は問題なく配達へ進むのですが、

    問題があると疑われる荷物については二次審査が必要です。

    そして、二次審査でNGとなった場合、受取人にその旨を通達して対応を求めることになります。

    対応を求められるのであればまだいい方で、

    商品の問題が特に深刻な場合は「没収」もありえます。

    国際交換局で取り扱われた荷物は局留めできる?

    海外からの荷物であっても局留めは可能ですが、

    その際は必ず追跡番号が発行される方法で発送してもらわなければいけません。

    追跡番号がない方法で商品を発送されると、

    荷物がいつ到着したか局内でもわからなくなるため、荷物を亡失されてしまう可能性が上がります。

    局留めにした場合、保管期限が定められていることには気をつけなければいけません。

    うっかり保管期限を過ぎてしまえば、荷物は返送されてしまうでしょう。

    国際交換局を経由して船便で海外へ発送すると時間がかかる?

    国際交換局から船便で荷物を海外へ発送した場合、それなりに時間がかかってしまいます。

    船便に荷物を積み込む時はコンテナを使うわけですが、

    基本的にコンテナが満タンにならない限り、コンテナは船に積み込まれません。

    荷物を輸送するときに考えなければいけないのは「輸送効率」であり、

    満タンに荷物が積載されていないコンテナを船で運ぶのは非効率的だからです。

    すぐに荷物が欲しい、すぐに荷物を送りたい、

    そんなときに船便を選ぶのは正しい選択とは言えません。

    そのようなケースは、EMSを利用するのがおすすめです。

    EMSは特に優先順位が高いので、できるだけ早く荷物を受け取ったり、

    送ったりするときに使うといいでしょう。

    国際交換局が取り扱った荷物が通関保留になったらどうする?

    国際交換局に到着した荷物のステータスをチェックしていると、

    ときどき「通関保留」にステータスが変更されていることがあります。

    模造品や輸入が禁止されている品目を輸入された場合は当然のことではありますが、

    心当たりが無いのに「通関保留」にステータスが変わってしまったらときは

    どうすればいいのでしょう。

    通関保留になってしまった場合、おそらくは「インボイスの不備」が原因として考えられます。

    荷物が通関保留となってしまった場合、税関からその旨を記した書類が届くので、

    書類の指示にしたがって対応をしてください。

    インボイスに不備があるなら、不備を解消する形で修正したインボイスを提出すれば、

    荷物を受け取れるケースが大半です。

    国際交換局の荷物は直接受け取りできる?

    国際交換局に到着した荷物を直接受け取りしたいと考える人もいるかもしれませんが、

    実際にそのようなことは可能なのでしょうか。

    直接受け取りするためには、「局留め」について説明したとおり、

    追跡番号が発行される形で商品を発送してもらいます。

    また、荷物の住所を受け取りたい国際交換局に指定することも忘れないでください。

    荷物を直接受け取る流れ

    普段昼間は仕事で在宅していないというかたは、荷物を受け取ることができません。

    そのような場合は都合のいい時間に再配達をしてもらうこともできますが、

    それも難しいのであれば郵便局に直接出向いて荷物を受け取ることになります。

    なお、海外からの荷物には受取人への照会が必要なものがあります。

    そのような荷物は国際交換局に到着した時点で通知されるので、

    配送してもらうか、それとも直接窓口に受け取りに行くのかのどちらかを選んでください。

    直接受け取る際のデメリットとは

    荷物を直接受け取るときのデメリットとしては、

    「保管期限」が設けられているという点が挙げられます。

    基本的に荷物は1週間の保管期限が設けられていて、

    それを過ぎてしまうと差出人に返送されてしまいます。

    荷物が返送されてしまったら、差出人にもう一度お願いして荷物を送ってもらうことになり、

    余計な時間と送料がかかるため要注意です。

    長期出張などでどうしても荷物を受け取れないなら、管轄の国際交換局に相談してみましょう。

    国際交換局の荷物が「差出人に返送」となったらどうする?

    国際交換局に到着した荷物のステータスがいつの間にか「差出人に返送」となっていて驚いた、

    そんな経験をした方もいるかもしれません。

    「輸送途中で荷物が破損してしまった」などの理由により、

    こちらに落ち度がないのに差出人に荷物が返送されてしまうことがあるようです。

    日本郵便としては破損した荷物をそのまま届けるわけにはいかないので、

    差出人に返送することになります。

    代金をすでに支払っているのに差し出し人に返送されてしまったままだと、

    こちらとしても大変困ってしまいます。

    いきなりステータスが「差出人に返送」となってしまったなら、

    やはり管轄の国際交換局に問い合わせを行うべきでしょう。

    国際交換局に返送された理由を聞いて、こちらに問題が無いのであれば、

    その後の対応について差出人と協議を行ってください。

    国際交換局を経由した商品は追跡情報を確認しよう

    国際交換局を経由すると、まれに商品に不具合があるために二次検査に回ってしまい、

    到着まで時間がかかってしまうケースがあります。

    そのようなときは冷静に追跡情報をチェックし、

    どうして荷物が遅れているのかを確認してください。

    場合によってはその後関税から書類が到着するので、対応する必要があります。

    追跡情報をチェックすれば荷物の状況を大体把握することができますが、

    さまざまな理由によって到着が遅れる可能性があります。

    海外からの荷物は気長に待ちましょう。

     

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