2021.10.28 投稿
2024.04.26 更新
auPAYマーケットとは?特徴やメリット・デメリット
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- auPAYマーケットのサービスの特徴がわかる
- auPAYマーケット出店のメリットとデメリットがわかる
- auPAYマーケットにかかる出店費用や出店資格がわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それでは、auPAYマーケットのサービスかについて解説をしていきます。
目次
auPAYマーケットとは?
auPAYマーケットとは、KDDIグループ子会社であるauコマース&ライフが運営するECモールです。
以前は「au Wowma!」という名称で運営していましたが、2020年5月に「au PAY マーケット」と名称変更しました。
auユーザーはもちろん、それ以外のキャリアの人も利用でき、ECショップとしての機能も充実しています。
・(関連)au PAYマーケットとau WALLETマーケットの違いについて
auユーザーがメインターゲット
auPAYマーケットは、主にauユーザーの利用が見込めるECモールです。
利用者はauユーザーだけではありませんが、auユーザー向けの割引もあり、何よりもauの公式ショッピングサイトとしての安心感があります。
また、スマートフォンからの利用が多いECモールでもあります。
auスマートフォンのユーザーは、3800万人とされていますから、それだけの見込み客があるということです。
auユーザー以外も登録できる
auPAYマーケットは、auユーザーだけでなく、各種キャリアのユーザーにも利用が可能となっています。
以前は、登録に必要なauIDがauユーザーだけのものでしたが、auIDをオープン化したことで、より多くの人がauPAYマーケットを利用できるようになりました。
既存の見込み客であるauユーザー3800万人に加えて、それ以外の利用客の増加も見込めるということです。
ライブコマースでの販売ができる
auPAYマーケットには、ライブコマースというサービスがあります。
ライブコマースは、商品をライブ方式で配信する集客、販売方法です。
ライブ動画で商品をユーザーにアピールすることができ、さらにその場で販売できます。
このライブコマースという手法は、近年注目を集めている方法で、ほかのECモールより一歩先をいく販売体験ができそうです。
越境ECへの出店も可能
auPAYマーケットには、出店したショップを海外に進出させるチャンスもあります。
auPAYマーケットでは、中国の消費者に向けた日本商品特化型アプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を通じて越境ECに出店できます。
また、「越境サイト販売プログラム」として、台湾にも販売できることになりました。
どちらのサービスも、それぞれのECモールを運営する会社が商品情報の翻訳や掲載などを行ってくれるので、外国語の分からない人や外国での販売方法を知らない人も気軽に利用できます。
auPAYマーケットのメリット・デメリット
auPAYマーケットは、通信事業をメインとした大手有名ブランドであり、それゆえのメリットもあります。
しかし、その反面、auPAYマーケットに出店してネットショップを経営する際にはデメリットと感じられることもあります。
auPAYマーケットで販売してみたいと考える場合には、メリットだけでなくデメリットも把握し、慎重に利用を検討することが必要です。
auPAYマーケットのメリット
auPAYマーケットのメリットは、大手通信事業者としてのブランド名、知名度、たくさんのユーザーが利用客として見込める点です。
また、auPAYマーケットでは集客や販売促進のための施策も豊富に行われており、出店者の負担も少なく済むかもしれません。
auユーザーの利用が見込める
auPAYマーケットでネットショップを運営するメリットとしては、auのユーザーの利用でより多くの売上が見込める点が挙げられます。
auPAYマーケットは、auで使えるポイントを使えたり、auユーザー特別価格のある商品を販売したりとauユーザーを惹きつける点が揃っているECモールです。
最初からauユーザーが集まりやすくなっており、その中に出店すれば自然に自分のショップも見られやすくなります。
自店にファンが少ない、自店で集客する自信がない場合には、最初から一定のユーザーに見られやすいECモールは安心です。
イベントが豊富
auPAYマーケットでは、イベントキャンペーンがいろいろと行われており、イベントに合わせて多くのユーザーが集まります。
auPAYマーケットの大型イベントで有名なのは、「三太郎の日」「Wow!セール」「還元祭」などです。
ECモール自体が頻繁にイベントやセールを実施していれば、自分のショップでは何も企画せずに客入りを待つことができます。
また、モール原資による特典では、個々のショップは身銭を切ることなくイベントの恩恵を受けられます。
イベント中に売上アップを狙うなら、合わせて自店でも売れ筋商品を販売したり何らかの企画を立てたりすると良さそうです。
イベンㇳの盛り上がりで、より効率的に売上を伸ばしていけます。
シンプルで分かりやすい料金体系
auPAYマーケットの出店料金のシステムは、とてもシンプルで分かりやすくなっています。
年単位の契約で月額会費制となっており、プランはシンプル出店プランとコミコミ出店プランのみです。
決済手数料と成約手数料の仕組みとパーセンテージが違うだけのプランで、コミコミ出店プランの場合には決済手数料と成約手数料が合算されて請求があるためさらに分かりやすくなっています。
手数料率も出品カテゴリーで決まっているだけです。
競合が少ない
auPAYマーケットの出店のメリットには、先行者優位を得られる点もあります。
大手ECモールには、Amazonやヤフーショッピング、楽天市場など、いろいろありますが、それらはすでに多くの参入があり、今から出店しても多くのライバルに囲まれます。
しかし、auPAYマーケットであれば、大手でありながらも比較的新しいため、ライバルも少なめです。
今から参入し、ショップを成長させていけば、今後参入するショップに対し先行者優位を得られる可能性が高いでしょう。
auPAYマーケットのデメリット
auPAYマーケットは、これから参入するにも非常にメリットが高そうですが、実は使いにくい点もいくつか見られます。
出店申込みの段階で感じることから実際に利用を始めた後で感じる点まで、デメリットについてチェックしておきましょう。
コスト面に関わることも多いため、経営難にならないよう慎重に判断しなければいけません。
フリーメールを使用できない
auPAYマーケットは、出店の際に登録するメールアドレスにフリーメールのアドレスを使用できません。
auPAYマーケットで使えるアドレスは、企業のメールアドレスや独自ドメインを取得して作成するアドレスなどです。
フリーメールを使っていた人は、新たにメールアドレスを取得するための手間とコストがかかります。
販売に掛かる総費用はそこそこ高い
auPAYマーケットの料金形態はシンプルですが、それほど安くはありません。
とくに注意したいのは、販売にかかる総費用です。
販売時には、カテゴリーによって設定されている10パーセント前後の手数料が月額費用に加えてかかります。
また、2020年10月からアフィリエイト報酬が変更され、これまで通常1%だったものが2~8%に値上がりしています。
こうした販売にかかる費用を全て見ると、他のECモールと比べてとくに安いわけではないようです。
オプション料金が必要な機能が多い
auPAYマーケットの機能を使いこなして、自分のショップを使いやすくするには、有料のオプションが必要となります。
基本的な機能だけでも良い場合には、別途費用はかかりませんが、手間なく商品をアップしたりショップを充実させたりしたい場合には必要経費となるでしょう。
気になる費用はCSV一括登録の機能です。
他店モールからの移転や大量の商品アップロードの際に使えるCSVデータの一括登録は、月額10,000円のオプションとなっています。
また、独自ページの作成もオプション料金が必要です。
auPAYマーケットの年会費や出店資格
auPAYマーケットの年会費や出店資格について詳しく見てみましょう。
自分のショップをauPAYマーケットで出店した方がいいか分かります。
・(関連)au PAYマーケットの出店方法はこちら
必要な費用
auPAYマーケットにかかる必要最低限の固定費は、月額費用5,280円です。
初期費用はゼロ円、月額費用はプラン共通となっています。
販売時にかかる成約手数料・決済手数料率は以下の通りです。
・コミコミ出店プラン
成約手数料率4.5~9.0%
・シンプル出店プラン
成約手数料率2.0~6.5%
契約手数料率3.7〜4.7%
また、アフィリエイト料として、商品ジャンルごとに2%~8%がかかります。
出店資格
auPAYマーケットは、申し込み後、出店審査が行われます。
審査に通過しないと出店資格は与えられず、お店を出すことはできません。
また、コミコミ出店プランの場合には、決済会社の利用審査も必要です。
決済サービスの利用審査に通過できなかった場合でも、出店審査を通過したらシンプル出店プランで契約はできます。
auPAYマーケットと他社サービスを比較
auPAYマーケットを他社のECモールと比較して、良し悪しを検証してみました。
auPAYマーケットは比較的新しい日本のECモールなので足りない点もありますが、海外のECモールや大手と比べても負けない点も見られます。
PayPayモールとauPAYマーケット
PayPayモールは、ヤフーショッピング内のサービスです。
auPAYマーケットと同じく、国内に顧客基盤を置き、グループの相乗効果で売上を伸ばせる強みを持っています。
さらにコメリとの連携で、新たに「実店舗在庫サービス」の開始を予定しています。
Yahoo!やPayPayなどに関連して多くのユーザーを持ち、魅力的ですが、出店のハードルは高めです。
有名ストアだけを厳選しており、出店レギュレーションが厳しいため、個人の参入は厳しいかもしれません。
アマゾンとauPAYマーケット
Amazonは、ネットショッピングをする人にとっても、出店する人にとってもまず選ぶECモールです。
その規模は大きく、PCから月間1,624万人、モバイル端末から月間3,296万人のユニークビジターが訪れるというデータもあります。
受注から出荷までを自動化、FBA(フルフィルメントby Amazon)などのサービスもあり、効率的な運営が可能です。
しかし、最大規模を持つECモールらしく、ライバルは多く、よほどの集客力を持たないとなかなか自分のショップや商品を見てもらえません。
その点、auPAYマーケットはある程度の規模やユーザーを持ちながらも、これからの出店でも先行者優位を得られるチャンスもあるので使いやすそうです。
auPAYマーケットは今後の期待値が高いECモール
auPAYマーケットは、比較的新しいものの、大手KDDIやauの運営で信頼度も高いECモールです。
コストが高くつく可能性はありますが、これからネットショップを出店したいショップにとってはさまざまなメリットがあります。
他の大手ECモールと比べても、有利に使える点は多いので、今後ECモールへの進出を検討している場合には有効な選択肢となるでしょう。
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