こんにちは。中川瞬(@shun01224)です。
という方のために、BASEとSTORESを徹底比較して解説します。 この記事を読むことで、
- BASEとSTORESの違いがわかる
- これからネットショップを開設する上で、どちらを選べば良いかわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それではBASEとSTORESの違いについて解説していきますが、BASEのアカウントを作成していない方はBASEに登録をしましょう。
登録の方法はこちらで解説をしているので参考にしてください。
BASEの公式サイトの登録はこちらになります。
(30秒で簡単に自分のネットショップが無料で作れます)
STORESに登録をしていない方はこちらになります。
目次
BASEとは

BASEは誰でも簡単にネットショップが作成できるサービスです。
2012年11月にサービスを開始し、2020年2月にはショップ開設数が90万店を突破しています。
さらにネットショップ開設実績は3年連続No.1になっており、日本で最大のネットショップ提供サービスです。
BASEに登録していない方は、まずBASEに登録しましょう。無料で30秒で簡単にすることができます。
BASEでネットショップを開設するメリット
BASEは無料で登録でき、月額費用も基本的に無料となっています。
無料で使えるデザインテンプレートは11種類とやや少なめですが、有料テンプレートは27種類用意されており、HTMLやCSSをカスタマイズできるので実質的にショップサイトのデザインは好きなように設定ができます。
さらにSEO対策(グーグル検索最適化)にも対応しているのに加え、専用アプリが600万ダウンロードを超えるなど集客力でも他を寄せ付けないものがあります。
手数料ではSTORESにやや劣るものの、カスタマイズ性や集客面で優位にあるので、独自のこだわりを持って長くショップを運用していきたいならBASEが良いといえるでしょう。
STORESとは

STORESもBASEと同様に、無料で簡単にネットショップが作れるサービスです。
STORESのサービスは2012年8月に開始と、BASEよりも少し早くスタートしています。
ショップ開設数は現在は公表されていないようですが、月に1万件以上の店舗が新規登録しているとのことで、BASEと同じくらいの規模と考えられます。
STORESでネットショップを開設するメリット
STORESは無料プランでも問題ないくらい機能が揃っていますが、月額1980円の有料プランを選択することで商品が売れた時の手数料が安くなり、決済手段の幅を広げることもできます。
商品が売れた時の手数料が安さは、STORESを利用する最大のメリットと言えます。
無料で使えるデザインテンプレートも48種類揃っているので、自分の好きなテンプレートがないということはないと思いますが、BASEと違ってHTMLやCSSはカスタマイズできないので、完全にオリジナルのデザインにはできません。
他にも、SEO対策ができないのと、専用アプリなどはないので集客面ではBASEよりやや不利となりますが、手数料面の魅力が大きいので、STORESを選ぶメリットも十分にあります。
どちらも一長一短ありますが、より詳細にBASEとSTORESを徹底比較していきましょう。
BASEとSTORESの手数料を比較
手数料は、ネットショップで商品を売るたびに発生する費用です。
BASEでもSTORESでも手数料はかかるので、手数料を安くできればその分利益が増えると考えることができます。
ここではBASEとSTORESの手数料を比較した結果をお伝えします。
BASEの手数料
BASEの手数料は、以下のようになっています。

各注文金額と送料に対して、BASEかんたん決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。
例えば商品の合計代金が9000円、送料が1000円だったとすると、
- BASEかんたん決済手数料=(9000+1000) ×3.6%+40=400円
- サービス利用料=(9000+1000) ×3%=300円
合計で700円が手数料としてかかります。
STORESの手数料
STORESでは、決済手数料は無料プランであれば5%ですが、有料プランにすることで3.6%まで下がります(BASEのようにサービス利用料はかかりません)。

フリープランの場合の手数料
フリープランの場合、売り上げ金9000円と送料1000円に対してかかる手数料は、以下のように500円となります。
- フリープランの決済手数料=(9000+1000)×5%=500円
BASEでは700円でしたので、200円安くなります。
スタンダードプランの場合の手数料
さらに、月額1980円のスタンダードプランでは、手数料は3.6%です。
この場合、売り上げ金9000円と送料1000円に対してかかる手数料は、以下のように360円となります。
- スタンダードプランの決済手数料=(9000+1000)×3.6%=360円
月の売り上げが14万1429円以上の場合、スタンダードプランの方がお得
ちなみに、月の売り上げが14万1429円以上ある場合には、スタンダードプランにした方が安いことになります。
- フリープランの手数料:14,1429×5%=7071円
- スタンダードプランの手数料:14,1429×3.6%+月額1980円=7071円
手数料を比較した場合、BASEよりもSTORESの方が有利
BASEとSTORESの手数料を比較した結果、BASEよりもSTORESの方が安くて有利という結果になりました。
BASEとSTORESの無料プランでできることできないこと
BASEもSTORESも、基本的には無料プランでショップの開設、ショップの運用をしていくことができます。
BASEはプランとしては無料プランしかありませんが、有料のオプションがいくつか用意されています。
STORESには無料プランと有料プランが用意されています。
ここでは無料プランでできること、できないことについてまとめたいと思います。
BASEの無料プランでできること
BASEは無料のプランで基本的にショップ運営の全てのことができます。
下記のように、有料のオプションを追加することで、より良いサービスが受けられると考えれば良いかと思います。
BASEの無料プランでできないこと
BASEでは有料のオプションとしてBASE Appsという拡張機能があります。
ほとんどのAppsは無料で導入することができますが、いくつかは有料です。
代表的な有料オプションについて紹介します。
BASEロゴの非表示
BASEロゴの非表示は月額500円です。
BASEでは独自ドメインを利用できるので、ショップが大きくなってきた時に、BASEのシステムを利用しつつ自分のECショップかのように表示させることができるようになります。
そうした場合、ショップのロゴに「BASE」のロゴが入っていない方が好ましいと考える人もいるのではないでしょうか。

不正決済保証
不正決済保証というクレジットカードが不正利用されたときの被害金額を補償するサービスなども有料で受けることができます。

従量課金オプション
ほかにも、Apps導入自体は無料ですが、Appsを利用するたびに従量課金されるものなどもあります。

STORESの無料プランでできること
STORESには無料のフリープランと、月額1,980円かかる代わりに様々な特典が受けられるスタンダードプランがあります。
ただ、無料プランでも基本的にショップを運営していく上で特別に困るようなことはありません。
フリープランとスタンダードプランの違いについては、以下の比較表がわかりやすいと思います。

STORESの無料プランでできないこと
STORESの無料プランでできないことは、以下の点になります。
- 独自ドメイン
- 決済手段カスタマイズ
- 代引き・Amazon Pay決済設定
- ロゴ非表示
- アクセス解析機能
これらよりも大事なことは、有料のスタンダードプランでは手数料が5%→3.6%に引き下がることだと思います。
先ほども書きましたが、14万1429円以上売り上げがある場合は、スタンダードプランの方がお得になりますので、売り上げが増えてきたら有料プランへの切り替えを検討すれば良いかと思います。
BASEとSTORESで無料プランでできることに大きな差はない
無料プランでできることについて比較した結果、BASEとSTORESで大きな差はありません。
また、無料プランであっても機能面では十分だというのも共通しています。
BASE、STORESのどちらを選ぶにしても、まずは無料で始めて、必要あれば有料オプションや有料プランを検討すれば良いでしょう。
BASEとSTORESの月額費用を比較
BASEとSTORESの月額費用について比較した結果をまとめます。
BASEの月額費用
BASEの月額費用は基本的に無料です。
有料オプションを利用する場合、追加で月額費用がかかってきます。
STORESの月額費用
STORESの月額費用は、フリープランは無料、スタンダードプランは1980円です。
月の売り上げ金が14万1429円以上であるなら、有料であるスタンダードプランの方がお得になります。
月額費用で比較するとSTORESよりもBASEがお得
BASEは基本的に無料プランしかないことを考慮すると、STORESよりもBASEの方が、月額費用面ではお得と言えるでしょう。
ネットショップは、開設したばかりで売り上げが立たない頃は、月額費用が売上金を圧迫するので、なるべく月額費用が抑えられるプランを選ぶべきです。
BASEとSTORESの振り込み手数料を比較
振り込み手数料とは、売上金を実際に自分の銀行講座に受け取る際に発生する費用のことです。
振り込み手数料が低い方が実際に入ってくるお金が増えるわけですので、当然安い方が良いです。
BASEとSTORESで振り込み手数料が違っていますので、比較してみましょう。
BASEの振込手数料
BASEの振り込み手数料が以下のようになっています。

振り込み金額が2万円未満であれば合計で750円、2万円以上であれば250円の手数料がかかります。
さらに、翌営業日に振り込まれる「お急ぎ振り込み」を利用する場合には、振り込み金額の1.5%が加算されます。
STORESの振込手数料
BASEにおける売上金を引き出す際にかかる振込手数料は275円です。
翌営業日に振り込まれる「スピードキャッシュ」を利用する場合には、以下のように手数料が加算されます。
- スタンダードプランの場合:振り込み金額の1.5%
- フリープランの場合:振り込み金額の3.5%
ケースバイケースでBASEとSTORESのどちらが良いか異なる
比較結果としては、以下のようにケースバイケースでどちらがお得かは異なります。
- 入金金額が2万円以上の場合:BASEの方がお得
- 入金金額が2万未満の場合:STORESの方がお得
さらに、翌営業日に振り込まれるサービスを利用する場合には、BASEとSTORESのスタンダードプランでは同じ手数料となりますが、STORESのフリープランでは割高となります。
BASEとSTORESの入金サイクルを比較
続いて、実際に売り上げが発生してから売り上げ金が振り込まれるまでの期間である「入金サイクル」について比較します。
ネットショップ運営において、入金サイクルの早さはかなり重要なので、できるだけ入金サイクルが短い方が良いです。
BASEとSTORESで実際に比較した結果をお伝えします。
BASEの入金サイクル
BASEでは、振込申請から土日祝日を除き10日後に入金がされます。
また、手数料は余計にかかりますが、翌営業日に振り込まれる「お急ぎ振り込み」機能も用意されています。
STORESの入金サイクル
通常、月末締めの翌月末払いにて、STORESから指定口座に振込みがされます。
各決済手数料+翌日振込手数料(スタンダードプランの方 1.5% 、フリープランの方 3.5%)で翌営業日に振り込みができる「スピードキャッシュ」というサービスも用意されています。
入金サイクルはBASEの方が有利
BASEは好きなタイミングで振込申請ができ、申請してから10営業日で振り込みがされます。
一方でSTORESは決められたタイミングでの振込となっており、約30日ほどの入金サイクルとなっています。
翌営業日に振り込みがされるサービスはBASEもSTORESも用意されていますが、手数料がかかってしまうので、通常利用の範囲ではBASEの方が有利です。
BASEとSTORESの決済手段を比較
ネットショッピングでは、ほとんどの場合クレジットカードで決済がされると思いますが、中には銀行振込を利用したい人もいたりしますので、決済手段の豊富さはユーザーへの配慮として重要になってきます。
ここでは、BASEとSTORESについて、クレジットカードやコンビニ決済、銀行振込など決済に利用できる方法について比較しました。
BASEの決済手段
BASEでは、以下の6種類の決済を総称して「BASEかんたん決済」と呼んでいます。
- クレジットカード決済
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済
- キャリア決済
- PayPal決済
- 後払い決済
なお、下記の決済方法は利用できません。
- 代引き決済(着払いでの発送もできません)
- ゆうちょ銀行への振込
- ショップの個人・法人銀行口座への直接入金
- 現金手渡し
STORESの決済手段
STORESの決済手段は、以下のようになっています。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 銀行振込決済
- キャリア決済
- PayPal決済
- 後払い決済
- 楽天ペイ
さらに、有料のスタンダードプランにすることで、以下の決済手段もできるようになります。
- 代引き決済
- Amazonペイ
- 決済手段カスタマイズ
決済手段はSTORESの方がやや豊富
決済手段を比較した結果、STORESの方がやや豊富です。
ただし通常利用の範囲では、BASEも決して劣るとも言えないかと思いますので、どちらも豊富な決済手段を儲けていると言っても良いでしょう。
BASEとSTORESの利用者数を比較
続いて、BASEとSTORESの利用者数について比較をしました。
利用者数が多いということはそれだけ利用者から選ばれているということですので、利用者数が多いサービスを使った方が安心感があります。
また利用者数が多ければ、それだけ運営者の利益が出ることにもなりますので、継続的にサービスの質向上がされ、出店しているショップにも還元がされることにも繋がります。
BASEの利用者数
BASEの利用者は、2020年2月にはショップ開設数が90万店を突破しました。
さらにネットショップ開設実績は3年連続No.1になっており、BASEは日本で最大のネットショップ提供サービスです。
また、専用アプリのダウンロード数は600万となっており、かなり多くの人がBASEで出店および買い物をしていることが伺えます。
STORESの利用者数
STORESのショップ開設数は公表されていませんが、現在は月に1万件以上の店舗が新規登録しているとのことで、おそらくBASEと同じくらいの規模と考えて良いでしょう。
専用アプリなどはありません。
BASEの方が利用者数が多い
STORESの利用者数が公表されていないので具体的な数値の比較ができないのですが、開設実績がNo.1のBASEの方が利用者数が多いと考えて間違いないでしょう。
アプリダウンロード数も多く、ショップ側だけではなく買い物をするユーザー数もかなり多いことが伺えます。
BASEとSTORESの集客力を比較
最後にBASEとSTORESの集客力を比較します。
ネットショップへの集客については、グーグル検索やSNS集客など、ネットショップの外部で施作を行うことが一般的です。
ですので、一概にどちらが良いとも言い難いですが、有利に働くであろう事柄についてまとめてみました。
BASEの集客力
BASEでは、アカウント設定ページでSEO対策(グーグル検索対策)を行うことができます。
また、600万ダウンロードされているBASEアプリでユーザーがショッピングをすることができるので、このユーザー登録数が有利に働くと思われます。
STORESの集客力
STORESは、BASEに比べるとSEO対策や専用アプリがないという点で、やや集客力は劣ると言わざるを得ません。
BASEとSTORESではどちらが売れる?
BASEとSTORESでどちらが売れるかというのは一概には言えませんが、BASEはSEO対策ができる点と、専用アプリのダウンロード数が大きい点で有利に働くと考えても良いと思います。
ただし、BASEに登録したからといって、誰でも簡単に集客ができるというわけではありませんので注意してください。
BASEやSTORESは、どちらも集客に関するセミナーを定期的に開催するなどしていますので、こういった機会を利用して集客スキルをしっかりと身に付け、実践していくのが良いでしょう。
まとめ:結局BASEとSTORESはどちらが良いのか
この記事では8つのポイントについてBASEとSTORESを比較してきました。
結局のところ、手数料面ではSTORESがやや有利、集客力ではBASEがやや有利といえるでしょう。
あくまでも「どちらかと言えば」というレベルではありますが、集客ができないと商品は売れませんし、商品が売れなければ手数料を気にしてもしょうがないという点から、BASEの方がおすすめできると考えています。
HTMLやCSSのデザインカスタマイズができる点なども、将来ネットショップを大きくしていく点では有利に働くでしょう。
もちろんSTORESもBASEに比べてクオリティが特別に低いということもありません。
気になるのであれば、どちらも登録してみて、実際に確かめてみるのも手です。
ネットショップ運営とは、常に「どちらの手法が良いだろうか?」と適切な選択を迫られるものですが、BASEもSTORESも無料で始められますので、2つを試してみて自分に合った方を選択しましょう。
BASEに登録していない方はこちらの登録方法を参考にしてください。
STORESに登録はこちらになります。