せどりは違法?転売との違いや安全に稼ぐための注意点

こんにちは。中川瞬(@shun01224)です。

中川
せどりは違法になるのか知りたい
という方のために、転売との違いやせどりで安全に稼ぐための注意点について解説をします。

この記事を読むことで、

  1. せどりと転売の違いがわかる
  2. せどりや転売に違法性はないのかがわかる
  3. せどりや転売の際に注意すべき法律がわかる
  4. せどりや転売の際に古物商許可は必要なのかがわかる
  5. せどりや転売を安全に行う際の注意点がわかる

この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。

時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それでは、せどりと転売の違いについて解説をしていきます。

「せどりに挑戦してみたいけれど、違法なのか気になってなかなか手を出せずにいる。」
この記事ではそんな方のために、せどりの違法性の有無や転売との違いについて紹介していきます。
せどりで儲けようと考えている方は、参考にしてください。

せどりと転売の違い

中古品を販売することを「せどり」や「転売」と言いますが、両者にはそれぞれどのような違いがあるのでしょう。
ここでは、せどりと転売の違いについて詳しく説明していきます。

せどりとはそもそもどのような事を指すのか

「せどり」とはそもそも、古本の転売を指して使われた言葉です。
数年前まではブックオフなどでのせどりが頻繁に行われていましたが、この方法は広く知られてしまったため、競争率が高くなってしまいました。

現在では、せどり=転売という意味で使われることが多くなったようです。

転売とはどんなことを指す?

転売とは、小売業者などから購入した商品をさらに販売することを指します。
卸売業者から商品を仕入れて販売することは、転売とは言いません。

せどりと転売という言葉の間に差はほとんどないものの、せどりの語源は古書転売のため、中古品を販売する場合は転売という言葉を使った後が分かりやすいでしょう。

せどり・転売は違法?

テレビや新聞で、転売関連の逮捕のニュースが報じられることがあります。
そのため、せどりや転売そのものが違法だと考える方もいるかもしれません。
実際にせどりや転売は違法となるのか、この項で詳しく説明していきます。

せどりや転売に違法性はあるか

せどりや転売そのものに違法性はありません。
しかし、取り扱う商品や販売の仕方によっては違法となる可能性があります。
詳しくは後述しますが、せどりや転売をすれば即刻アウトというわけではなく、取り扱う商品と売り方に気をつけなければいけないということを頭に入れておきましょう。

せどり・転売によって発生する迷惑行為の例

せどりや転売によって利益を上げようとしたものの、その行為が迷惑行為となり、最終的には社会問題に発展してしまうケースがあります。
この項では、実際に発生したせどりや転売による迷惑行為について紹介していきます。

・マスクや消毒用アルコールの買い占め
2020年から、全世界で新型コロナウイルスが猛威を振っています。
人々は未知の脅威に対して、さまざまな対策を講じました。
消毒用アルコールによる手指消毒やマスクの着用は、数ある対策の中の一つです。

しかし、消毒用アルコールやマスクを買い占め、それを転売する人が現れたのです。
フリマアプリやオークションサイトでは、それらの商品が数多く販売され、定価よりも高値で取引されていました。

そもそも需要が急激に増えて品薄になっていた消毒用アルコールやマスク。
フリマアプリなどで高値で取引できることが大々的に知られ、転売によって利益を上げようと考えた人が現れ、品薄状態に拍車をかける結果となりました。

その結果、2020年3月15日からマスク、5月26日からアルコール消毒商品の転売が「国民生活安定緊急措置法」の施行により禁止とされました(2020年8月に解除)。
現在はマスクやアルコール消毒商品が安定供給されていますが、健やかな生活を維持するための商品が転売行為によって供給が阻害されたことは記憶にとどめておくべきでしょう。

・ゲーム機本体やソフトの買い占め
新型コロナウイルスの流行により、需要が高まったのはマスクやアルコール消毒商品に限りません。
「巣ごもり需要」により、ゲーム機の本体やソフトも定価を超える高値で転売されました。

記憶に新しいのはソニーが販売する「PS5」本体ではないでしょ。
ゲーム機本体の雄である「PlayStation」の最新機種ということもあり、発売前から話題になりました。
実際発売されると各所で売り切れが殺到し、購入権利を抽選するサイトも多くありました。

そして、「PS5」本体の発売後に賑わいを見せていたのが、フリマサイト・オークションサイトです。
発売直後に定価の倍以上で販売するユーザーもいて、転売目的で購入したのは明らかでした。

各販売サイトは本人確認を徹底するなどして転売対策を行いましたが、それでも転売目的での出品は無くなりませんでした。
PS5はもともと生産台数が少ないことも要因となり、フリマサイトやオークションサイトで値段が釣り上げられ、格好の「餌食」となったわけです。

・人気チケットの転売
マスクやアルコール消毒商品、ゲーム機の高額転売は一過性の出来事であることが多いですが、人気チケットの高額転売は日常的に行われています。
例えば人気スケート選手が出場する大会の観覧チケットは、販売直後に完売となったにも関わらず、その直後から転売サイトに掲載されていました。
予定が変わって行けなくなり、使わないチケットを転売するのなら理解できますが、完売直後に転売サイトに出品されるのは不自然です。
また、そのようなチケットは軒並み定価の倍近い価格で取引されたようです。

本来チケットを購入したい人の手に渡らず、不当に値上げされた価格でないとチケットが手に入らないという状態は、明らかな迷惑行為でしょう。

転売の際に気をつけるべき法律

転売する商品によっては社会問題にも発展してしまう可能性がありますが、そもそも転売行為が明確に法律で禁止されている物品もあります。
ここでは、転売やせどりをしようと考えている人が注意しなければいけない法律についていくつか紹介していきます。

・お酒を転売するケース
お酒は年代や種類によっては非常に高値で売買されることがあるため、転売に向いている商品と言えます。
しかし、お酒を転売するのであれば「免許」を取得しなければいけません。
もし無免許でお酒を転売してしまったら、酒税法違反で摘発されてしまう可能性があります。

お酒を転売する際に必要な免許は、「通信販売酒類小売業免許」です。
この免許は取得にいくつか条件があり、なおかつ取得まで時間がかかることに注意が必要です。

なお、「プレゼントされたけれどお酒が飲めない」などという理由で販売する際には免許はいりません。

・チケットを販売するケース
人気公演のチケットや、プロスポーツのチケットの高額転売は日常的に行われていて、問題視されていました。
そのような問題を解決するために施行されたのが「チケット不正転売禁止法」です。

チケット不正転売禁止法で規制されるのは、主に2つの行為です。
まず、継続的に興行主や販売業者の同意を得ず、チケットを販売価格以上の値段で転売する「不正転売」。
そして、不正転売を目的としてチケットを譲り受ける「不正仕入」です。
この法律に違反すると、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金、またはその併科となります。

ここでポイントとなるのは、「継続的」という文言です。
何度も利益を得るために転売を繰り返していれば摘発の対象となる可能性がありますが、1回だけであれば摘発される可能性は低いと考えられます。
しかし、「チケット不正転売禁止法」が施行されているので、チケットの転売はリスクのある行為と考えておいたほうがいいでしょう。

・販売元が転売禁止を明示している商品を転売するケース
人気商品の転売を防止するために、「転売の禁止」を明確に示している場合があります。
そのような商品の転売は、直接的に法律で禁止されている訳ではありません。

しかし、転売は合法でありながらも、仕入れの際に問題となる可能性があります。
転売の禁止がメーカー側から明示されているにも関わらず、転売を目的に商品を手にすることは、「詐欺罪」に該当するケースがあるので注意が必要です。

また、転売禁止の商品をフリマサイトやオークションサイトに出品した場合、一般ユーザーからの通報やサイトパトロールにより、出品停止、もしくはアカウントが停止される恐れがあります。
転売やせどりで稼ぐためには、フリマサイトやオークションサイトで評価を高めることが重要なので、このようなペナルティは致命的になるでしょう。

・中古品を転売するケース
中古品を転売するせどりなどでは、「古物商」としての営業許可を得る必要があります。
古物商が必要になるケースについて詳しくは後述しますが、中古品をそのまま転売する際には注意してください。

・せどり商品を探す際も要注意
例えば、中古書店でせどりの対象となる本を探す際に、他のお客さんの邪魔になった場合、店舗からの退去を要求されることがあります。
この際に退去の要求を無視すると、「不退去罪」が成立します。
不退去罪の法定刑は3年以下の懲役、もしくは10万円以下の罰金と定められています。

・その他、都道府県の条例で罰される可能性も
ここまで紹介した法律以外にも、各都道府県で定められている「条例」には注意が必要です。
特に条例で厳しく禁止されているのが「ダフ屋行為」です。

どのような行為が条例で禁止されているかは都道府県によって異なるので、あらかじめ確認しておく必要があります。

実際に転売が摘発された例

ここでは実際に転売行為が摘発されたケースをいくつか紹介していきます。

・プロ野球のチケットを転売して逮捕されたケース
2021年2月8日、プロ野球のチケットをインターネット上で販売価格を上回る価格で販売したとして、男女2人が逮捕されました。
2015年から不正転売を行い、売上は約1億円にのぼったそうです。
現在は「チケット不正転売禁止法」が施行されているので、チケットを販売価格を上回る値段で転売することは固く禁じられています。

・中古漁船を無許可で転売して書類送検されたケース
古物商許可が降りていなかったにも関わらず、中古漁船を購入し、さらにその漁船を韓国の水産業者に転売し摘発されました。
この事件で書類送検された男性は中古漁船の転売を業としていましたが、古物商許可を取得していませんでした。
古物を転売する場合は古物商許可が必要となります。
古物商許可に関しては詳しく後述するため、参考にしてください。

転売やせどりの際に古物商許可は必要なのか

転売やせどりをする際には、できるだけ法的なリスクを避けなければいけません。
そこで問題となるのが「古物商」です。
この項では転売・せどりを行う際に、古物商許可が必要なのか、そもそもどのような形での販売をする場合に古物商許可が必要となるかを解説していきます。

・転売やせどりをする際に、古物商許可が必ずしも必要になるわけではない
転売やせどりをする際には、絶対に古物商許可が必要だと考えている方もいるかもしれません。
しかし、「古物」と名前がついている通り、中古の商品を一定の条件で取り扱う際に古物商許可が必要となり、それ以外のケースについては古物商許可は不要です。

・転売やせどりで古物商許可が必要となるケースとは
古物商が必要となるのは、中古品を仕入れて販売する場合のみです。
例えば、メーカー直販サイトから商品を購入し、それを販売するケースは、新品を販売しているので古物商許可を必要としません。
逆にフリマサイトで商品を購入し、それをさらに転売する場合は中古品の販売になるため、古物商許可が必要となります。

・古物商許可を受ける際の流れ
中古品を転売すると決めたら、古物商の営業許可を取得しましょう。
申請先は最寄りの警察署となります。
申請から認可まではトータルで2ヶ月程度かかる可能性があるので、古物商の許可を取る際はできるだけ早めに動くことが大切です。

古物商の許可申請を行う際にぜひやっておきたいのが、警察署への事前相談です。
古物商の許可申請に限らず、事前相談は重要です。
事前相談を行うことによって、必要な手続きや書類を詳しく教えてもらえるので、書類に関するミスを防げます。

古物商の許可申請を個人で行うのは少し骨が折れるかもしれません。
そんなときには、行政書士に申請の代行を依頼してみてもいいでしょう。
ある程度の費用はかかりますが、申請に必要な書類を取得する時間がなかなか取れないという方は行政書士への依頼を検討してもいいかもしれません。

・無許可営業が発覚するとどうなる?
古物商許可を得ていないのに、古物商として営業した場合、「無許可営業」となり、法律で罰せられます。
古物営業法に違反した場合、3年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金、またはその両方の併科となります。
古物商として営業する可能性が少しでもあるなら、営業許可を取得するのが無難でしょう。

安全にせどりで稼ぐための注意点

最後に、せどりや転売で安全に稼ぐために意識すべきポイントを紹介します。せどりや転売を頑張ろうと考えている方はぜひ参考にしてください。

・遵法意識をしっかり持つ
せどりや転売関連での摘発に関するニュースを時々目にします。
せどりや転売で警察のお世話にならないためにはどうすればいいのでしょう。
答えは簡単で、法律を守ればいいのです。

法律を守るためには、「既存の法律に関する知識」はもちろんのこと、せどりや転売に関するアンテナを張ることも重要です。
近年はフリマサイトの利用に伴い、前述のような問題のある転売も目立つようになってきました。
そのような取引を取り締まるために国民生活安定緊急措置法や、チケット不正転売禁止法が施行されました。
今後も転売関連の新しい法律が立案される可能性があるので、情報はこまめにチェックしなければいけません。

せどりや転売で稼ぐと言っても、前述したゲーム機の高額転売も避けるべきでしょう。
社会的に問題となりうる転売は、フリマサイトやオークションサイト側にとって不利益となるので、出品削除、アカウント停止などの措置が取られる可能性もあります。
せどりや転売で長く稼ごうと考えているなら、そのようなリスクの高い商品に手を出さないことも重要です。

せどりと転売のまとめ

この記事ではせどりや転売の違法性や、実際に注意しなければいけない法律についていくつか紹介しました。
せどりや転売は利益をあげやすいため副業としても人気がありますが、法律について知識のないまま始めると警察沙汰になるかもしれません。
実際にせどりや転売を始める前に、しっかりと関連する法律を勉強しましょう。