せどりの棚卸とは!?正しい棚卸の方法を解説

こんにちは。中川瞬(@shun01224)です。

中川
せどりの棚卸とはどういったものなのか知りたい
という方のために、せどりの棚卸について解説します。

この記事を読むことで、

  1. そもそもせどりの棚卸とは何なのかがわかる
  2. どうして棚卸をしなければいけないのかがわかる
  3. 具体的な棚卸の方法がわかる
  4. 棚卸の際の注意点がわかる

この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。

時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それでは、せどりでの棚卸とは何なのかを解説していきます。

全てのせどりビジネスを展開している方が避けられない作業、それが棚卸です。
そもそも棚卸をやったことが無い方は、棚卸でどんなことをするのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そのような方に向けて、この記事ではせどりの棚卸について解説していきます。

せどりの棚卸とは何か

まず棚卸の概念について解説していきます。
そもそも棚卸とは、在庫がどれだけ残っているかを確認する作業のことです。
一般的には年末に行われ、必ず忘れずにやらなければいけません。

「棚卸なんて面倒臭そうでやりたくない」と思う方もいるかもしれませんが、棚卸は「確定申告に必要な作業」です。
詳しくは後述しますが、セドラーとして事業を続けていくのであれば、棚卸を避けて通ることはできません。
棚卸は税務上必要な作業でもありますが、不良在庫の有無や盗難が発生していないかをチェックするいい機会でもあります。

せどりの棚卸が大切な理由

棚卸はたしかに面倒な作業ではありますが、大変重要な作業でもあります。
この項では、棚卸がセドラーにとってどのように重要なのかを解説しましょう。

・棚卸は確定申告のために行わなければならないから
せどりをされている方は確定申告を行っていると思いますが、申告項目に、「期末商品棚卸高」という項目があります。
せどりをしている方はこの項目への記入が必須となり、「期末商品棚卸高」の金額を把握するためには、どれだけの在庫があるのかを確認しなければいけません。

棚卸の流れとしては、「12月31日時点での在庫数」を確認し、さらに「在庫の仕入原価」を確認。
その合計額を算出して終了という流れになります。

棚卸の注意点としては、「在庫は資産」ということです。
たまに在庫のことを経費だと勘違いしている方もいますが、商品を仕入れた時点で経費計上は完了しているので、間違いのないようにしてください。

それでは、年末に残った在庫は経費ではなく資産とみなされてしまうため、ある程度売り切ってしまったほうがいいのか、疑問に思うかもしれません。
所得税に関しては累進課税制度が採用されますので、もし在庫のおかげで高い方の税率が採用されてしまうのであれば、ある程度商品を値下げしてでも在庫商品を売り切ってしまったほうが良いです。
逆に、仮に在庫が残っていたとしても税率が変わらないのであれば、在庫の存在にそこまで神経質になる必要はありません。

どれぐらい在庫を処分すれば手元にたくさんお金を残せるかを計算することが大切なので、普段から帳簿付けをこまめに行うことを習慣づけるとよいでしょう。

もし余力があれば、棚卸そのものも毎月行うことをおすすめします。
在庫は資産とみなされるため、極力年末には少なくしておきたいものですが、年末にいきなり在庫を0に近づけることはほぼ不可能です。
しかし、棚卸をこまめに行なっておけば、どの程度商品が売れればどの程度在庫が残るのか、という見通しを立てやすくなります。

年末に在庫を大幅に圧縮しなければいけないことが発覚したら、焦って在庫を処分価格で放出しなければいけません。
在庫商品の仕入れコストにはお金だけでなく、その商品を仕入れる判断のための時間や、輸送時間も含まれています。
それにも関わらず処分価格であっさり放出してしまうのは、悲しいことです。

また、年末に在庫数が多いと銀行をはじめとする融資先からいい印象を持たれません。
資金繰りのためにお金を借りることを考えているのであれば、やはり在庫は少ない方がいいです。

・税計算が面倒な時はどうすればいい?
せどりについてはある程度の知識はあるものの税に関してはまるで知識が無いという方が、節税しようと思っても、最終的には失敗してしまう可能性が高いです。
そのようなことにならないためには、税理士に普段の記帳を依頼してみるのはどうでしょうか。
税計算や節税のエキスパートである税理士に依頼すれば、適切な節税効果を得られること間違いありません。

税理士に普段の帳簿付けに関する作業を依頼するメリットは幅広く、最近はコンサルティングのようなサービスを提供しています。
税理士とパイプを持つことができれば、税に関して一人で悩まなくてもいいですし、それだけ本業に集中することができます。
もし税に関して悩んでいることがあれば、税理士に相談してみるのもいいかもしれません。

せどりの棚卸の方法

ここまでせどりの意味や行うべき理由についていくつか紹介してきましたが、ここからは実際に棚卸の方法について紹介していきます。

・Amazonで棚卸をする方法
せどりをする際はAmazonを利用している方も多いと思いますが、Amazonでは簡単に棚卸をすることができます。
具体的な手順を記載しますので、参考にしてください。

1.Amazonのセラーセントラルにログイン
2.画面上部に表示されている「フルフィルメント」をクリック
3.左側にメニューが表示されるので、「在庫」をクリック
4.メニューが展開されるので、「在庫スナップショット」をクリック
5.在庫スナップショットのページが表示されるので、左上の「ダウンロード」をクリック
6.レポート期間のプルダウンボタンをクリックし、表示したい日付を設定する
7.日付を選択したら、CSV形式でダウンロードを行う

こうすると、年末時点での在庫一覧表を取得することができます。
最後に在庫一覧表と仕入れ単価を確認しながら、「期末商品棚卸高」を算出してください。

Amazonのサービスを使用しているなら簡単に在庫を確認することができますが、他のサービスを使用しているなら、そちらの在庫もチェックして計上しなければいけません。
年末から確定申告にかけてはとにかく忙しくなるので、できるだけ棚卸はこまめにしておきましょう。

せどりの棚卸の注意点

次に、せどりの棚卸に関しての注意点を紹介します。

せどりの棚卸をする際に意識してもらいたいのが、「サボったときのペナルティーが重い」ということです。
せどりの棚卸をしなければ確定申告自体ができなくなってしまうので、最悪の場合は確定申告をせずに期日を迎えることになります。
「確定申告なんて適当に終わらせておけば大丈夫」なんて楽観的な意見を目にしますが、確定申告を終わらせない、申告書を提出できないのは論外です。
そのような事業者に対して、世間は容赦しません。
具体的にどのようなペナルティーが課されてしまうか、次の項で説明していきます。

確定申告をしないとどうなる?

普段の作業で忙しいから、棚卸や確定申告なんてやっている暇が正直ない、という方はたくさんいるかもしれません。
しかし、面倒だからといって棚卸を始めとする確定申告作業を放置してしまったら、大変なことになります。
実際に、確定申告を完全に無視してしまったらどのようなペナルティーを受けるのでしょう。

・無申告加算税が発生する
確定申告の義務があったにも関わらず確定申告を行わなかった場合、罰金として「無申告加算税」が発生します。
無申告加算税は、本来納付するべき税額に対し、「50万円まで15%、50万円を超える分に対しては20%」の金額が課されます。
ただし、この税率は税務署から調査を受けて、無申告であることが発覚した際の数値で、税務署に指摘される前に期限後申告した場合は、税率が5%と低いです。

・延滞税が発生する
確定申告の期限は、申告を終える期日でもあり、発生した税金を納める期日でもあります。
この期日までに申告をしない場合、当然納税もすることができないため、「延滞税」を支払うことになります。
延滞税はその名の通り、税の支払いが遅れたことに対して加算される税金であり、税の支払いが遅れれば遅れるほど、税額が大きいです。
具体的な数字を出すと、「期限の翌日から2ヶ月の間は、年7.3%、もしくは延滞税特例基準割合+1%のどちらか低い方」、2ヶ月以上遅れた場合は、「年14.6%、もしくは延滞税特例基準割合+7.3%」のどちらか低い方です。

・最悪の場合は刑事罰に
確定申告を意図的に行わない場合は、「ほ脱」とみなされ、刑事罰を受ける可能性があります。
納税者の中にはあの手この手で納税を回避しようとする悪質な人もいるため、そのような人を罰するために新設された法律です。
確定申告を一切行わない(無申告)であり、なおかつそれが故意だと認められた場合は、「5年以下の懲役、または500万円以下の罰金、もしくはその併科」とされています。
確定申告が面倒くさくて放置していると、最悪の場合は逮捕、懲役刑になってしまうので、必ず確定申告をしましょう。

確定申告を簡単に終わらせるためのポイント

確定申告は面倒な作業ではありますが、しっかり終わらせないととんでもない罰を受けることを説明しました。
しかし、それでも面倒な作業であることには変わりありません。
確定申告を少しでも簡単に終わらせるためのポイントをまとめたので、参考にしてください。

・最低でも月1は記入作業を行うこと
確定申告のシーズンが迫ってきて焦ってしまうのは、だいたい「1年分の記帳を一切してこなかった人」が多いです。
これから1年分の記帳を地道にしていかなければいけないので、大変になるのは当然です。
せどりビジネスは作業量が多くて、ついつい日々の記帳がおろそかになってしまいがちではありますが、少なくとも1ヶ月に1回は記帳を行うようにしてください。

「確定申告の際に慌てなくて済む」という点以外にも、こまめに記帳をすることのメリットはいくつかあります。
それは「自分のせどりビジネスが上手く行っているか確認できる」ことです。
記帳を行えば、どれだけの仕入れを行い、どれだけの売上があったかがすぐに分かります。
それをチェックすることにより、目標を可視化することができます。

・会計ソフトを利用する
確定申告を行うのであれば、会計ソフトの使用は必須でしょう。
会計ソフトは細かい入力を支援してくれるシステムが整っているので、確定申告をしたことが無いという方でも、気軽に利用することができます。
基本的に会計ソフトは有料ですが、経費として計上することが可能です。

会計ソフトの種類は多く、どれを選んでいいのか迷ってしまうかもしれません。
中には無料期間を設けているものもあるので、まずは無料でソフトを試してから自分にあったものを選んでいくのがおすすめです。

・税理士にお願いする
入力作業も大変だという方は、税理士に確定申告の作業を依頼することができます。
税理士は税に関するプロフェッショナルなので、自分で税申告を行うことに不安を感じているのであれば、利用を検討してみてください。
ただし、税理士に確定申告を依頼する場合は、それなりのお金が必要になります。
会計ソフトは1万円程度で1年間使用できますが、税理士に確定申告を依頼した場合、10万円前後の費用が発生します。
税理士に依頼するだけのメリットを感じているなら問題ありませんが、まだそこまで利益が出ていないという方は、会計ソフトを駆使して自分で申告を行うべきでしょう。
自分で税申告を行えば、税金や経費の勉強にもなります。

せどりの棚卸のまとめ

せどりをする人にとって、棚卸がいかに大切なのかということを紹介しました。
確定申告に必要な棚卸を行わなければ確定申告をすることができませんし、確定申告そのものを行わなければ、大きな罰が待ち受けています。
自分の税申告に自信が無ければ、ときには専門家からアドバイスをもらい、確実に税申告を終えるようにしてください。

棚卸は確定申告のために行われるという見方がある一方で、在庫数を把握することで、自分がどのような状況に置かれているのかを客観的に見つめることができます。
こまめに棚卸をすることは、あなたのビジネスに好影響を与えるでしょう。